殊能将之『ハサミ男』(講談社(講談社ノベルス)、1999)

 やっぱりブログをやるなら、何かの方向性を出したいなあ。
 ということで、私の本棚に現存している本で、気に入っているものを幾つか紹介していくことにしようかと思います。
 ちなみに、私は、読んで気に入らなかった本は、すぐに処分してしまうので、本棚に残っているということには、それなりの意味があったりするようです(実は、そんなことは無かったりもしますが・・・)。
 まあ、とにかく、本題に入りましょう。今回は、その第1弾として、殊能将之の代表作である(と、私は信じている)『ハサミ男』を取り上げてみることにします。
 とはいっても、ストーリーを最初から最後まで詳しく紹介してしまうのは、とても無粋なので、その方法には、配慮が必要です。
 そこで、ネタバレにならないように配慮がされているであろう裏表紙にある紹介文を全文引用することによって、あらすじの紹介に代えてしまいます。
 「連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。その残虐性から「ハサミ男」となづけられたシリアル・キラーが、自分の犯行を真似た第三の殺人の真犯人を捜す羽目に・・・。殺人願望と自殺願望という狂気の狭間から、冷徹な眼で、人の心の闇を抉るハサミ男。端麗なる謎!ミステリ界に妖しい涼風が!」
 「端麗なる謎!ミステリ界に妖しい涼風が!」というのは、何だかアレですが、大体こんな感じではあります。
 この話、読んでいて、面白みを感じたのは、まず、シリアル・キラーであり、探偵役にもなる主人公「ハサミ男」の生活や思考に関する描写でした。それは、「殊能将之というひとは、まあ、よく、こんな事を思いつくモノだなあ。人間の想像力というのは、馬鹿にできないものだなあ。」と感心させられるものでした。
 次に、面白み(というよりも”驚き”)を感じさせられたのは、「ミステリ」だけに、やはり、そのトリックでした。そのトリック自体を解説してしまうのは、やはり無粋なので避けてしまいますが、それでも敢えて、トリックに嵌った負け犬として遠吠えをさせてもらうとすれば、「いつの間にか、というよりも最初から嵌っていた」ということでした。
 とにもかくにも、色々な意味で面白い作品でした。これほどの作品は、そうそう無いようです。作者の殊能将之の作品は、他のものも幾つか読みましたが、『ハサミ男』よりも気に入ったものは、現段階では、まだありません。
 ということで、『ハサミ男』は、私の本棚に残っているのでした。

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この記事へのコメント

孔明
2005年09月22日 14:12
ここのブログは、大変面白いけど、管理人さんが更新してくれませんね。
もしかして、そんな貴方は、マカモウですか?

孔明の目は誤魔化せませんよ?
2005年10月07日 19:00
ばれてしまいましたか・・・。
放っておくと全長100㎞位になるという俗説もあるそうなので、“灼熱深紅の型”等で早く退治してしまいましょう。
孔明の友人
2005年10月07日 19:08
さすが、マカモウ…全長100㎏ですか?
それなら、人体とあまり変わりませんね…w
孔明
2005年10月07日 19:08
ばかっ!
100㎞だよ!
此だから凡人は…
K
2005年10月07日 19:46
>孔明友人
「全長100㎏」ということは、全長は100㎞なので、1㎞あたり1㎏程度ということになりますが・・・。
なんだか、恐らくは荒縄よりも細そうな蛇みたいな生物になってしまうんですね・・・。
そのうちオタマジャクシ→カエルみたいに変態するのでしょうか?
孔明の友人
2005年10月07日 19:51
そんな、マカモウはいませんよ!!
それはきっとマカモウじゃなくて、宇宙生物です。
特に細いあたりが、怪しいですよ。
うーん、私が推定するに幅は4㎜ですね。
時々、はくちょう座あたりに出るらしいですよ。
ということで、トリビアを教えてあげたので、これからはこの調子で更新ちゃんとしてくださいねっ!!
2005年10月10日 09:26
17へえぐらいでしょうか?
とりあえず、ちょくちょく更新する様にします。

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